TXT-1のプロペラシャフトを延長するために、TNXのシャフトを流用してみる
2005年 03月 31日
加工は楽なのですが、T-MAXX用シャフトは一般的なラジコン店には売っていなくて、入手も時間がかかります。実車もそうですが、スペアパーツは早く準備できる方がいいですね。
というぼくもT-MAXXシャフトを1本壊しかけたので、国産RCカーの部品で代用品が作れないかと思ってタミヤTNXのシャフト(デフギアからタイヤまで動力を伝えるシャフト)を眺めていると・・・使えそう(笑)。
というわけでここに作り方を書いてみます。
まずは材料を。TNX用のユニバーサルジョイントセット。そして、ジョイント同士をつなぐドライブシャフトセット。
ユニバーサルジョイントセットの内容物(一部)はこんな感じです。ヨークとシャフト本体をつなぐところはT-MAXXのそれにソックリ。もしかしてパクり?(笑)
普通にユニバーサルジョイントを組み立てると、TXTへの流用には長さが不足します。ジョイントの部品を加工して、赤線のところで糸ノコなどで切ってしまいます。
先端を切り落としたジョイントで、ドライブシャフト同士をつなぎます。それぞれのドライブシャフトのもう片方には、普通にジョイントをつなぎます。(必要であれば)理論上はつなぐシャフトを増やせば、かなり長いシャフトを作れますね。あまりつなぎすぎるとガタが出てきてまずいかもしれませんが。
さてジョイントの筒部分には、ドライブシャフトが引っかかるように溝が作ってあります。この溝は、ジョイントの筒の先端から1センチ位ドライブシャフトが被さるようになっています。ドライブシャフトが奥に入り込まないように途中でジョイント自体の厚さが厚くなってます。
ただし、シャフトが引っかかる溝の高さはジョイントの筒の先端も、奥まったところも同じです。
ということは、下の写真のようにドライブシャフトを2本つなぐには、先ほど先端を落としたジョイントにて、両端のどちらからもジョイントの厚さが同じとなるように(シャフトが差し込めるように)、細い棒ヤスリで削ります。
ドライブシャフトの長さは1本44ミリです。ぼくの場合は長すぎたので干渉しないようにシャフトも切り落としました。糸ノコで切りましたが、切ったところでシャフトの山が少々荒れてしまいますので、こちらもヤスリで山の形状を整えます。
シャフト全体の長さ調節は、中央のジョイントに詰め物をすればOKです。サスが動くとシャフトが少し伸び縮みしますので、ゴムパイプなどで長さ調節をするのがいいと思います。
ジョイントとヨークの結合部ですが、角度がきつくなると干渉して回転がスムーズに回らなくなります。ここはヤスリでジョイント側の先端を少し削ってあげればOKです。角度がきつくなければ、削る必要はないと思いますが、うちの子は背高なので角度がきつくなりました。
ヨークは空転しないように元々成型されていますが、抜け落ちないようにイモネジで固定します。4ミリのネジを切って、4ミリイモネジで固定し、ネジロック剤を施工しました。
作成してから走らせてみましたが、大きな負荷がかかっても壊れることなく安定しています。もし壊しちゃってもタミヤの部品なので、数日で手に入りますから安心~